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【はじめての審判3】野球の審判をやることになったお父さん・お母さんへ【ルール編】

2026.01.30 |更新日:2026.03.24 上達
【はじめての審判3】野球の審判をやることになったお父さん・お母さんへ【ルール編】 - フィールドフォース

今週末の試合、「審判係」の出番が回ってきた方へ。

服装もジェスチャーも、なんとか頭に入れた。

(過去記事①:【スタイル編】
 過去記事②:【ジェスチャー編】
 ぜひご参照ください)

でも…。
「“肝心のルールが、何も分かってない”ことが今、分かったッ…。!」

大丈夫です。まだ間に合います。
「分からない」と気づけたなら、もう半分クリアしているようなものです。

本記事では、少年野球の審判を初めて任されたお父さん・お母さんが「最低限知っておきたいルール」を、できるだけ分かりやすく解説します。

一夜漬けでも、必死に覚えれば実戦で必ず役立ちます。

ぜひ最後まで読んでみてください!

※本記事は一般的な内容をもとに作成しております。
各地域の連盟によってルールが異なる場合がございますので、あくまでも参考情報としてご活用ください。

 目次
~初級編~
1."ハーフスイング"
2.ランナーがベースを踏み忘れちゃったらどうなるの?
~中級編~
3.ランナーが追い越されちゃったらどうなるの?
4.ランナーが重なったらどうなるの?
~上級編~
5.ボールがグラウンドの外に出ちゃったらどうなるの?
6.打球が自分にぶつかっちゃったらどうなるの?
まとめ

 

~初級編~

1.ハーフスイングって、知ってますか?

ハーフスイングとは、バッターがボールを打とうとしたものの、途中で止めてしまった中途半端なスイングのことです。

「振った」のか「振っていない」のか——この判定、実は審判に委ねられています。

基本的には球審(キャッチャーの後ろにいる審判)が判定しますが、球審が判断しきれなかったり、キャッチャーから要求があった場合は、バットの角度が見えやすい一塁審判・三塁審判に判定が委ねられることがあります。

・右バッターの場合:一塁審判に任されることがある
・左バッターの場合:三塁審判に任されることがある

ハーフスイングは一瞬のできごとです。

「判定を任されることがある」と頭に入れておかないと、いざ判断を仰がれたときに固まってしまいます。

筆者も〇〇年以上前、高校野球に打ち込んでいたころの話…

練習試合の審判でハーフスイングの判定に対応できず(全然スイングじゃないのにスイングと判定して)、罰走行きとなったチームメイトを何人も見てきました…。

野球経験者でも、"咄嗟の二択"を外してしまうんです。

ハーフスイングの判定はまさに、審判をするうえで「知っておいて損はしない」ルールの代表格です。

 

~ハーフスイング判定の流れ~

球審から判断を仰がれます(このケースは三塁塁審)。

 

振っていないと思えば「セーフ」。

 

振っていると思えば「スイング」。二つに一つです。

 

2. ランナーがベースを踏み忘れたら、どうなるの?

ご存じの方も多いと思いますが、ランナーは一塁→二塁→三塁→本塁と、順番にベースを踏んでいかないとアウトになってしまいます。

ただ、踏み忘れたからといって、自動的にアウトになるわけではありません。

さらに言うと——

審判は踏み忘れに気づいても、自らアウトを宣告してはいけないんです。

守備側の選手からの「踏み忘れてるぞ!」という申告(“アピール”といいます)があって、初めて判定を下すことができるのです。

この流れを知らないと、アピールを受けたときに対応できません。そもそも「ランナーがベースを踏んでいるかどうか」をプレー中に確認する意識も生まれません。

ランナーがアウトになるかどうかは、得点の有無に直結する超重要事項。


必ず頭の片隅に置いておきましょう!

 

~ランナーのベース踏み忘れに対する判定の流れ~

ベースの踏み忘れが発生!

守備側からのアピールがあって初めて判定できます。

もちろん、踏み忘れていない場合は「セーフ」にしましょう。

~中級編~

1.ランナーが追い越されちゃったらどうなるの?

前のランナーを後ろのランナーが"追い越して"しまうこと、たま~に起こります。

(ちなみに筆者は実戦で1回見たかな~くらいです。なら紹介すんなよ、と思ったあなたは、どうかそのままのあなたでいて)

これは単純に足の速い・遅いの話ではなく、フライへの打球判断などが絡んだときに起こりうるケースです。

ポイントはここ。

"追い越し"が発生した瞬間に、追い越してしまった方のランナーがアウトになります。

前の項目で紹介した「ベースの踏み忘れ」はアピールがないと判定できませんでしたが、このケースは違います。


ベースの踏み忘れと違い、このケースでは審判が“追い越し”を確認した時点でアウトの判定を下します。

 

~追い越しが発生した場合の流れ~

一塁ランナーが二塁ランナーを追い越してしまった!

追い越しの場合は、即座に反応!

すぐに「追い越した方」を「アウト」に(タイムはかけません)。

2.ランナーが重なったらどうなるの?

ランナーが“重なる”とは、同じベースに二人のランナーが止まってしまう状態を指します。

「ランダウンプレイ※」が起きたとき、特に三塁ランナーと二塁ランナーが三塁ベース上で重なることが多いです。

※ランナーが塁と塁の間で行ったり来たり、ボールも行ったり来たり……あのプレーのことです!

前のランナーにベースの「占有権」がありますので、重なっているランナーどちらにもタッグ(ボールを持ってランナーに触れること)した場合、アウトになるのは後ろのランナーです。

三塁ランナーと二塁ランナーでいうと、二塁ランナーがアウトですね。

選手自身もこのルールがあやふやなことが結構あり、勘違いして前のランナーがベースを離れてしまい本当にアウトになってしまう、という光景が“あるある”となっています。

判定する審判は、このルールをしっかりと理解して、かわいそうな思いをするランナーを一人でも減らしましょう!

~ベース上でランナーが重なったときの流れ~

二塁ランナーと三塁ランナーが同じベース上に…。

三塁ランナー(前のランナー)は…。

「セーフ」!

二塁ランナー(後ろのランナー)は…。

「アウト」!しっかり伝えてあげましょう。

~上級編~

1.ボールがグラウンドの外に出ちゃったらどうなるの?

学童野球において、技術が未熟ゆえに守備の「エラー」が多くなる傾向があります。

一塁へ投げたボールが大きくそれて、グラウンドの外へ……なんてこと、しばしば起こります。

この時、ランナーは次の塁へ進むことができます。

①:打球を処理した内野手からの送球が、グラウンドの外へ出てしまったとき
(例:ショートゴロを捕って一塁に投げたが、大きく逸れてしまった)

→ ピッチャーが投球したときにいたベースから数えて"2つ"進める 。
 一塁ランナーであれば、三塁まで進めます。

②:①以外で、送球がグラウンドの外へ出たとき 
(例:ライト前ヒットを捕って三塁へ投げたが、大きく逸れてしまった)

→送球した瞬間に到達していたベースから数えて“2つ”進む。
一塁ランナーが二塁まで進んでいたなら、ホームベースまで進めるので1点入ります。

 

①と②、ややこしいですが「基準にするベースが違う」と覚えておくとスッキリします。

そしてもう一つ、実は見落としがちなポイントが。

学校の校庭などで試合をする場合、グラウンドの中と外の境界線があいまいなことがあります。

試合開始前に、両チームを交えて確認しておくのがベストです。

 

~ボールがグラウンドの外に出てしまったときの流れ~

暴投がグラウンド外へ・・・。

「タイム」をかけ、ランナーの行き先を指さします。

 

2.打球が自分にぶつかっちゃったらどうなるの?

即刻退場です。審判ライセンスを半永久的に剥奪されます。

……というのは冗談で。

プロ野球でも、ごくまれに審判に打球がぶつかるケースが発生しています。

どれだけ集中していても、打球の行方を読み違えると、その道のプロでも起こりうることなんです。

学童野球においても、バットの性能向上もあり、かなり速い打球が飛んでくることがあります。

まさかの事態に、備えておきましょう。

◇2つのケース

①:野手が取り損ねて弾いたボールが審判にぶつかった場合
→試合は止まらずそのまま続行。

②:打球が審判に直接ぶつかった場合

ここが少しややこしい。2パターンあります。

・審判にぶつからなければ誰かがボールを捕れそうだったら、タイムをかけてランナーは進む(バッターは一塁へ)。
・誰も捕れなさそう=後ろに誰もいなかったら、そのまま続行。

例: ピッチャーゴロをトンネルした打球が二塁審判にぶつかった。
審判の後ろにはセカンドがいて、ぶつからなければ捕れていたかもしれない。
→ この場合はタイムをかけてランナーを進める。

ややこしいルールですし、一瞬の判断が求められます。

でも、知っているかどうかで、いざというときの対応がまったく変わります。

知っていれば、自らの失態を自ら処置できる。

それが、ワンランク上の審判です。

~審判に打球がぶつかった時の流れ~

打球が審判に直撃!当たってなければ捕れたかも…。

正直にいったん「タイム」をかけて、適切な処置をしましょう。

 

まとめ

ここまでお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
【スタイル編】、【ジェスチャー編】含めすべてお読みいただいた方には、アルティメットありがとうです。

次の試合、不安な気持ちはよく分かります。

でも大丈夫。

一夜漬けでも、ここまで読んだあなたなら、きっと自信を持って笛を吹けるはずです。

この記事が、明日グラウンドに立つすべての審判の力になれたなら、これ以上嬉しいことはありません。

思いっきり楽しんできてください!

審判やろうぜ!

UMPIRE FORCE アンパイヤフォースInstagram

 


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